パリinfosの目指すもの
パリの街区は、放射状のロータリーを核とした幾つもの細胞が寄り集まってできている。通りは斜めに交錯し、いたるところに七叉路八叉路があり、平行・直角を基本とした日本の街区から見ると、それは迷路に等しい。事実ほとんどの日本人は道に迷い、そのたびにパリにおいては異邦人であることを知らされる。
初めてフランスに渡り、パリで学び、パリで働き、パリで起業し、パリで生活をしようとするとき、実は道の迷路に迷うのみならず、外国人を取り巻く法規制の迷路に惑わされることになる。
それがため、パリ在住の日本人はそれぞれが初来仏の様々な苦労話を語る。それらの体験がもたらす貴重な情報が共有されていないため、日本人は繰り返し繰り返し同じ苦労を重ねることになる。日本人に比べ、中国人、韓国人その他アジア系の民族は、結束が固く情報の共有、相互援助がかなりの程度行われているように思われる。
また、パリに在住している個々の日本人の親切な助言は、みずからの経験に基づいた事実ではあるが、往々にして一面だけを強調しがちであり、複数の人の意見を聞いて総合しないと道に迷うことになりかねない。当事者が経験した時代と現在との間の時間的なずれから、内容が大きく変わっているケースも多い。
だが、先に迷路といったパリの道は、道路幅やあり様によって、<アベニュー>あるいは<ブルーヴァール>あるいは<ルー>あるいは<ケ>と区分けされ、どのような短い路地であっても根よく固有の名称が付けられている。番地は一定の法則に則り付されたものであり、〇丁目〇番地〇号といった紛らわしさがなく、通りの名称と番地をいえば、タクシーは迷うことなく目的地に運んでくれる。つまり成り立ちを理解すれば、むしろ分かりやすいともいえる。
また、法規制もよくよく解析すれば、頑固なまでにロジカルであり、むしろ解きほぐしやすいものである。日本人が陥りやすい迷路は、確かなガイドさえいれば、迷路ではなくなる。
当パリバンクは、言葉の壁を取り除き、一過的で通過儀礼としかいえないような煩瑣な手続きを適切に助言代行し、一日も早くパリそのものに溶け込み、本来の仕事や学業、実生活に身を入れることができるよう、<パリ便利屋>として役に立って行くとともに、実務的に有用な支援と情報のネットワークを持った<パリ総合情報センター>たることを目指している。
