留学準備から学校が始まるまで
それでは、留学について概略をご説明します。
- 留学の準備
私立の語学学校は入校日も多く、毎週または毎月入学出来ます。大学付属の語学学校や各種専門学校では通年制や学期制をとっているため入学日は新学期(9月・10月)または2学期目(1月・2月)などと限定されます。新学期を目前にした7月〜8月は、個人留学生はもちろん、奨学金や大学の交換留学生、ワーキングホリデー参加者等のビザ申請者が増えるため、書類の翻訳やフランス大使館のビザ申請窓口が大変混み合います。出発予定日間近に準備を始め手違いや不備などが原因で、出発を延期せざるを終えない状況を避けるためにも、余裕を持って早めに準備することが大切です。 - 留学までの手順
留学を志ざしてから、日本での準備は、基本的に以下のような手順になります。- 留学期間を検討する。フランスでの滞在希望期間により、在日フランス大使館で申請する学生ビザの種類が異なります。あらかじめ、短期留学(3ヶ月以内)または長期留学(3ヶ月以上)の期間を決め、語学留学、また語学習得後の進路などの計画をある程度立てておく。
- 学びたいことや予算など考慮に入れて学校を決める。
- 学校への資料請求
- 入学手続きをする
入学願書提出や申請料の送金、学校でホームステイや学生寮を紹介してもらえる場合は、その申し込み手続きも同時に行う。 - 入学許可証を受け取ったら、必要な書類を在日フランス大使館指定の翻訳家に訳してもらい、学生ビザの申請をする。3ヶ月以下の滞在の場合は学生ビザの申請は不要。長期学生ビザは大きく分けて2種類(3ヶ月以上6ヶ月未満のタイプのビザと6ヶ月以上滞在のタイプのビザ)ある。6ヶ月未満滞在のビザはフランスでの更新手続きができない。
- 航空券や海外旅行傷害保険の手配をする。
- パリに着いてから学校が始まるまで
- フランス入国
数年前にシャルル・ド・ゴール空港で荷物を引き渡す際、従業員が預かったスーツケースを開け貴重品を盗んでいることが大きな問題となりました。現在ではそのようなことはないようですが、夏休み期間などは世界中から観光客が押し寄せるため混乱によりスーツケースが紛失することがあります。滞在許可証申請のための大切な書類、パソコン、パスポート、トラベラーズチェックやクレジットカード、現金などの貴重品は手荷物として管理してください。また、機内でも、パスポートやクレジットカードなどはいつも身につけるように心がけてください。 - パリ市内への移動
RER(国鉄)B線一本でパリ市内に行くことはできますが、車内でのトラブル(盗難や物乞いなど)に巻き込まれることもしばしばあります。初めてパリに来られる方は、できるだけ送迎を頼むかタクシー、またはロワシーバスかエールフランスのバスなどを利用する方が便利で安全です。 - ホテル等
夏は世界中から観光客が集まり、ユースホステルやホテルが満室になっていることがしばしばあります。パリに来てからホテルを探そうと考えている方は、出発前に前もってホテルなどに、少なくとも3日から一週間ほどの滞在の予約することをお勧めします。大きなスーツケースをもって、宿泊所探しのためにパリ市内を歩き回らなければならないことになりかねません。 - 銀行口座の開設
銀行により、口座開設の必要書類が異なります。また、小切手帳やカルト・ブルー(キャッシュカードとデビットカードとが一体化したもの)を作る必要があります。
フランスでは家賃の支払いやインターネット契約、携帯電話の支払いなどで何をするにしても必ずといってよいほど銀行のRIBリブ(口座証明のようなもの)が必要となります。口座開設は必須のことです。 - 住居の賃貸契約
自分の希望に合った部屋を探すことは、非常に難しいことです。しかし、速やかに確保しなければなりません。
無料情報誌や掲示板などでお部屋を探す方も多くおられますが、契約時もしくは契約後のトラブルも少なくありません。住居費の援助の受けられない物件も数多くあるようです。 - 光熱費や電話、携帯電話、インターネット、住宅保険等の諸手続き
これらは簡単なことのようで、結構手間のかかるものです。官民の仕事の処理スピードが日本とは大きく異なることを体験することになります。
(銀行口座開設と住居の契約および諸手続きはほぼ同時併行的に行います。) - 学校の最終登録手続きをする
学校から指定された日時に登校し、登録手続きを行う。そのときにクラス分け試験の日程や授業時間について説明される場合もあります。 - 滞在許可証
住居が決まり学校の登録手続きが済んだら、いよいよ滞在許可証の申請です。パリ市内に住み初めて申請する方は予約はいりません。まず申し込み用紙を取りにいき、書類をそろえた後に申請に行きます。その後、指定された日時に従い健康診断を受け、滞在許可証が発行されます。
行政機関の窓口では、フランス語が分からないからといって親切にはしてもらえません。フランス語が分かる人に同行してもらうのが安心です。
- フランス入国
